2010年04月01日
Rockin' Ugly Rockling
みんなぁ!元気にしてるかぃぃ!!
って・・・・やっぱ無理がありすぎるかも。Rockin' Rockin'(笑)
皆様今晩おはようございます。
Howthで釣り上げた、例のキモかわいくない魚の行く末です。
顛末はこちらから。>「Howth坊主釣行記」

Camera : Nikon D40
さて、うにょぐにゅしていたコイツですが、
・・・・・えーっと、魚なんでしょうか(笑)
と・・とにかく調べてみることにします。
って・・・・やっぱ無理がありすぎるかも。Rockin' Rockin'(笑)
皆様今晩おはようございます。
Howthで釣り上げた、例のキモかわいくない魚の行く末です。
顛末はこちらから。>「Howth坊主釣行記」

Camera : Nikon D40
さて、うにょぐにゅしていたコイツですが、
・・・・・えーっと、魚なんでしょうか(笑)
と・・とにかく調べてみることにします。
なお、このブログは思い出しながら書いているため、
現在形を使うことが多いです。
決して今の今まで冷蔵庫にいたわけでは無いのでご安心を。
とにかく、食べられるかどうかは調べるに限ります。
まずは観察。
釣った当初は白みがかった色をしていましたが、
時間が経って非常に濃い色になっています。
周囲にあわせて色が変わるタイプなのか、
それとも温度などによるものなのか解りません。
調べるときなどは色を頼りにしすぎないよう注意せねば。

Camera : Nikon D40
頭から尻尾まで棒のような形をしています。
おなかが大きく膨らんでいるのは抱卵のためではないかと推察。

Camera : Nikon D40
頭部は比較的扁平。
背に沿って非常に油がのっています。
おや?ひげのようなものがありますね。
鼻の穴もかなりはっきりしていて特徴的です・・・アナゴ・・みたい、かな?

Camera : Nikon D40
背びれは長く、背油の辺から尻びれまでつながっているほどです。
はらびれも同様に長いですね。
側線はうっすら、体表は粘性がある液体?に覆われている感じがします。
まぁじっさいぬらぬらですし。
アジに見られるゼイゴのような、固いものはなし。うろこも視認できる形では無い、と。
・・・・いやー、今、録画で臨場見てるもんで(笑)
さて、特徴はつかみました。早速Googleをぶん回します。
アイルランド・イギリス近辺に生息する魚についてのページを、
"UK fish species"や"UK fishing specimen"などのキーワードで調べます。
specimenというのは標本や検体といった意味なのですが、
なぜか釣りの掲示板なんかで釣れた種をリストするなどのときに良く使われています。
・・・と、早速ヒットしました。コイツで間違いないでしょう。
どうやらRockling(ロックリング)というようです。
が、どうやら二種類いるようですね。
5 Beard Rockling
3 Beard Rockling
British Marine Life Study Society : Fish Page
Beard(ビアー)というのはヒゲのこと。
どれ、改めてよく見てみよう。
ねばねばのせいか体に引っ付いちゃっててうまく見えないな・・・と。

Camera : Nikon D40
ん。5本ある。口の先に2本、頬に2本、
写真では見えないですが、あごの下にもちょろっとあります。
五本ヒゲの岩野郎で間違いありません。<5 Beard Rockling
同定完了、だな。
イギリス・アイルランドでは良く連れている魚のようですね。
研究社の新英和大辞典によれば、Rocklingの和名はイタチダラ。
なんとタラ科でしたか。あの頭の扁平は・・・・そうかそうか。
上のホームページによれば、
Usual Size:12 cm Max. 25 cmとなってます。
私が釣ったのは・・・・23.5cm。
ということは、こいつは大物なのか。そうか。
なんかもっとでっかくなりそうな気がするんだけどなぁ。
さて、魚種が判明したとなれば、食えるのかどうかもわかります。
とりあえず、"Rockling Recipe"で検索。
レシピがあれば、食べてる人がいるって事です。
と、ほとんどありません。
やはりあまり食されている魚ではないようです。
が、「白身魚の~」的なレシピには結構登場しているようです。
じゃぁ、白身魚を食べるときの調理法で良しっと。
さて、鯖のときもそうでしたが、
長いこと調べるのにかかってしまった。
早速調理することにします。
これは・・・・うん。
そんなに大きくないし、3枚におろすまでも無いだろう。
腹を割いて内臓を取り出します。
うぐっ。結構・・・においがきついなこの魚は。
と、やはりこのRocklingはOvigerous(子持ち)でしたので、
こいつも小麦粉をまぶしてしまいました。
みんなムニエルにすれば、間違いない間違いない。<呪文
すこし多めの油を熱したら注意しつつ塩をまく。
粉をはたきつつ、フライパンが厚すぎないか手をかざし・・・いいね。
じゅ!しゅーーーーー。
あとは火力に気をつけながらふたをして、
表裏、2度づつかりっと焼いていきます。
焼けたら野菜を添えて・・・・完成!

Camera : Nikon D40
意外と身崩れも起こさず、きれいに焼けました。
家のフライパン、結構こげちゃうのでばらばらになることもあるんですよ(笑)

Camera : Nikon D40
卵のほうも、表面カリっと小麦色。
見た目のほうは、問題ない。というか、かなりうまくできたかも。
・・・・・・しかし、うーん。
海くさい。海くさいなぁぁ。
海くさいというより、内臓の強烈なにおいがまだ鼻にのこってて、
身も臭いんじゃないかと躊躇してしまいます。
しかし悩んで経って始まらない。
もうこいつは調理までされちまったんだ。
・・・・・・・・・・ええい!!ままよ!!
ばくっ。
・・・・・・・・・う、まい。
うまいうまいうまいうまいうまいうまい!!
なんだこれなんだこれなんだこれなんだこれ!!
考えてみればほぼ2ヶ月ぶりのお魚、
市原釣り施設いらいの釣果です。
もーなんだこれ。臭いんだけど、うーん!
そうか、これが生臭ってヤツなんだな。
NAMAGUSAサイコーー!

Camera : Nikon D40
ホロリとした白身にぱりっとした皮。
骨なんかつかないぜ!身離れは最高だ!
あああ美味しいよママン!また頑張るよぉマイサン!
バックンバックン食べちゃうよぶひ~!(全壊)
英語ではマナーもかまわず卑しく食らうことをEat like a pigと申しますが、
まさに私はブタと化した。
ふと気づけば皿は空。あとに残るは骨ばかり。
お酒は一滴も飲まない間に、
ぜぇんぶ美味しくいただいてしまいました。
さかな。うまい。また釣る。
さぁ戻ってまいりました。癒され元気が戻ってまいりました!
この勢いで仕事も釣りもバリバリやるぜ!
うぃすきー。のみすぎた。もうねる。が~。
皆様、おやすみなさいと赤子のようにぐっすり。
ハッピーな一夜でした(笑)
パパ先制打
現在形を使うことが多いです。
決して今の今まで冷蔵庫にいたわけでは無いのでご安心を。
とにかく、食べられるかどうかは調べるに限ります。
まずは観察。
釣った当初は白みがかった色をしていましたが、
時間が経って非常に濃い色になっています。
周囲にあわせて色が変わるタイプなのか、
それとも温度などによるものなのか解りません。
調べるときなどは色を頼りにしすぎないよう注意せねば。

Camera : Nikon D40
頭から尻尾まで棒のような形をしています。
おなかが大きく膨らんでいるのは抱卵のためではないかと推察。

Camera : Nikon D40
頭部は比較的扁平。
背に沿って非常に油がのっています。
おや?ひげのようなものがありますね。
鼻の穴もかなりはっきりしていて特徴的です・・・アナゴ・・みたい、かな?

Camera : Nikon D40
背びれは長く、背油の辺から尻びれまでつながっているほどです。
はらびれも同様に長いですね。
側線はうっすら、体表は粘性がある液体?に覆われている感じがします。
まぁじっさいぬらぬらですし。
アジに見られるゼイゴのような、固いものはなし。うろこも視認できる形では無い、と。
・・・・いやー、今、録画で臨場見てるもんで(笑)
さて、特徴はつかみました。早速Googleをぶん回します。
アイルランド・イギリス近辺に生息する魚についてのページを、
"UK fish species"や"UK fishing specimen"などのキーワードで調べます。
specimenというのは標本や検体といった意味なのですが、
なぜか釣りの掲示板なんかで釣れた種をリストするなどのときに良く使われています。
・・・と、早速ヒットしました。コイツで間違いないでしょう。
どうやらRockling(ロックリング)というようです。
が、どうやら二種類いるようですね。
5 Beard Rockling
3 Beard Rockling
British Marine Life Study Society : Fish Page
Beard(ビアー)というのはヒゲのこと。
どれ、改めてよく見てみよう。
ねばねばのせいか体に引っ付いちゃっててうまく見えないな・・・と。

Camera : Nikon D40
ん。5本ある。口の先に2本、頬に2本、
写真では見えないですが、あごの下にもちょろっとあります。
五本ヒゲの岩野郎で間違いありません。<5 Beard Rockling
同定完了、だな。
イギリス・アイルランドでは良く連れている魚のようですね。
研究社の新英和大辞典によれば、Rocklingの和名はイタチダラ。
なんとタラ科でしたか。あの頭の扁平は・・・・そうかそうか。
上のホームページによれば、
Usual Size:12 cm Max. 25 cmとなってます。
私が釣ったのは・・・・23.5cm。
ということは、こいつは大物なのか。そうか。
なんかもっとでっかくなりそうな気がするんだけどなぁ。
さて、魚種が判明したとなれば、食えるのかどうかもわかります。
とりあえず、"Rockling Recipe"で検索。
レシピがあれば、食べてる人がいるって事です。
と、ほとんどありません。
やはりあまり食されている魚ではないようです。
が、「白身魚の~」的なレシピには結構登場しているようです。
じゃぁ、白身魚を食べるときの調理法で良しっと。
さて、鯖のときもそうでしたが、
長いこと調べるのにかかってしまった。
早速調理することにします。
これは・・・・うん。
そんなに大きくないし、3枚におろすまでも無いだろう。
腹を割いて内臓を取り出します。
うぐっ。結構・・・においがきついなこの魚は。
と、やはりこのRocklingはOvigerous(子持ち)でしたので、
こいつも小麦粉をまぶしてしまいました。
みんなムニエルにすれば、間違いない間違いない。<呪文
すこし多めの油を熱したら注意しつつ塩をまく。
粉をはたきつつ、フライパンが厚すぎないか手をかざし・・・いいね。
じゅ!しゅーーーーー。
あとは火力に気をつけながらふたをして、
表裏、2度づつかりっと焼いていきます。
焼けたら野菜を添えて・・・・完成!

Camera : Nikon D40
意外と身崩れも起こさず、きれいに焼けました。
家のフライパン、結構こげちゃうのでばらばらになることもあるんですよ(笑)

Camera : Nikon D40
卵のほうも、表面カリっと小麦色。
見た目のほうは、問題ない。というか、かなりうまくできたかも。
・・・・・・しかし、うーん。
海くさい。海くさいなぁぁ。
海くさいというより、内臓の強烈なにおいがまだ鼻にのこってて、
身も臭いんじゃないかと躊躇してしまいます。
しかし悩んで経って始まらない。
もうこいつは調理までされちまったんだ。
・・・・・・・・・・ええい!!ままよ!!
ばくっ。
・・・・・・・・・う、まい。
うまいうまいうまいうまいうまいうまい!!
なんだこれなんだこれなんだこれなんだこれ!!
考えてみればほぼ2ヶ月ぶりのお魚、
市原釣り施設いらいの釣果です。
もーなんだこれ。臭いんだけど、うーん!
そうか、これが生臭ってヤツなんだな。
NAMAGUSAサイコーー!

Camera : Nikon D40
ホロリとした白身にぱりっとした皮。
骨なんかつかないぜ!身離れは最高だ!
あああ美味しいよママン!また頑張るよぉマイサン!
バックンバックン食べちゃうよぶひ~!(全壊)
英語ではマナーもかまわず卑しく食らうことをEat like a pigと申しますが、
まさに私はブタと化した。
ふと気づけば皿は空。あとに残るは骨ばかり。
お酒は一滴も飲まない間に、
ぜぇんぶ美味しくいただいてしまいました。
さかな。うまい。また釣る。
さぁ戻ってまいりました。癒され元気が戻ってまいりました!
この勢いで仕事も釣りもバリバリやるぜ!
うぃすきー。のみすぎた。もうねる。が~。
皆様、おやすみなさいと赤子のようにぐっすり。
ハッピーな一夜でした(笑)
パパ先制打
Posted by パパ先制打 at 02:42│Comments(3)
│料理
この記事へのコメント
こんにちわ
例のhowthのグロテスクな魚。気になっていました。料理して食されたのですね。
しかも自身で料理されて、、色々と探求されて、ご立派。私もキャッチ&リリースではなくキャッチ&イートを心情としています。
醜魚ほど味は良いといいますが、まさにそのとおりですね。
私の場合釣り上げた魚は、刺身で食べることを前提にしてますのでらその場でポケットナイフを使い、鰓(えら)とはらわたを出してクーラーに保存します。そうすると血が身に回らず生臭みが少なります。(気のせいかも知れませんが、、)
またお邪魔します。
例のhowthのグロテスクな魚。気になっていました。料理して食されたのですね。
しかも自身で料理されて、、色々と探求されて、ご立派。私もキャッチ&リリースではなくキャッチ&イートを心情としています。
醜魚ほど味は良いといいますが、まさにそのとおりですね。
私の場合釣り上げた魚は、刺身で食べることを前提にしてますのでらその場でポケットナイフを使い、鰓(えら)とはらわたを出してクーラーに保存します。そうすると血が身に回らず生臭みが少なります。(気のせいかも知れませんが、、)
またお邪魔します。
Posted by バハマの釣人 at 2010年04月02日 10:23
バハマの釣り人さんこんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
キャッチ&イート、私もそっちが主体です。
小さなやつが釣れちゃった時に鍼がうまく外れてくれればキャッチ&リリースですが、結果として死んでしまった魚、はなっから食われるべきサイズのヤツラはしっかりおなかに収まっていただきます。
サバなどの青物が釣れた時は私もはらわたを出します。私も、生臭さが染み付かないと感じてますよ。
Rocklingは見た目がなんというか、刺身もありえんというか、純粋に触れませんでした。よく調べたのも、正直なところ見た目におびえたせいです(笑)岩場に住む魚は、やはり臭みが強いですね。
ブログ楽しみにしています。ぜひ刺身の写真を見せてくださいね。よだれたらして眺めますです。
いつもコメントありがとうございます。
キャッチ&イート、私もそっちが主体です。
小さなやつが釣れちゃった時に鍼がうまく外れてくれればキャッチ&リリースですが、結果として死んでしまった魚、はなっから食われるべきサイズのヤツラはしっかりおなかに収まっていただきます。
サバなどの青物が釣れた時は私もはらわたを出します。私も、生臭さが染み付かないと感じてますよ。
Rocklingは見た目がなんというか、刺身もありえんというか、純粋に触れませんでした。よく調べたのも、正直なところ見た目におびえたせいです(笑)岩場に住む魚は、やはり臭みが強いですね。
ブログ楽しみにしています。ぜひ刺身の写真を見せてくださいね。よだれたらして眺めますです。
Posted by パパ先制打
at 2010年04月02日 11:30

初めまして!
オーストラリアに住んでいるのですが、今日魚がどうしても食べたくなって魚屋さんでRocklingという魚を買い、「さて、買ったは良いけどこれなんの魚?」と検索していてたどり着きました。
私の買ったのは切り身で物凄く大きかったんですけど・・・同じのかな・・・?
説明がリアルで・・・・ちょっとどうやって料理しようか迷っております!
でも参考になりました♪頑張って料理してみます!
記事が面白かったのでコメント残してみました♪
オーストラリアに住んでいるのですが、今日魚がどうしても食べたくなって魚屋さんでRocklingという魚を買い、「さて、買ったは良いけどこれなんの魚?」と検索していてたどり着きました。
私の買ったのは切り身で物凄く大きかったんですけど・・・同じのかな・・・?
説明がリアルで・・・・ちょっとどうやって料理しようか迷っております!
でも参考になりました♪頑張って料理してみます!
記事が面白かったのでコメント残してみました♪
Posted by もも at 2012年06月20日 11:16