2010年04月02日
季節外れの寒波、でも釣れた。
皆さん今晩おはようございます。
アイルランドは昨日一昨日と、季節外れの寒波?にみまわれ、
地域によってはブリザードが吹き荒れました。
道路の途中で立ち往生してしまった人たちが緊急避難したそうで、
上のリンク先の新聞記事にある、朝に車へ戻った人たちの写真には、
雪に半分埋まってしまっている車が写っています。
南アイルランド、つまりはアイルランド共和国では、
25000軒で電気が止まりましたが、昨日朝までに7000軒までは回復。
北アイルランドも含めると75000軒の家で電気が止まったそうです。
北西部山岳救助隊のリーダーは、状態は完全に北極圏のそれだと伝えています。
なお、山間部、特にWicklowのSally GapとWicklow Gapでは車の走行が全く出来ず、
遭難寸前までいった車もあるようです。
Sally Gapへ状況をチェックに行ったレスキューチームは、
特殊な状況にも対応できる車を使ったにもかかわらず現地へ到着できなかったそうです。
もともと天災への備えは日本のように良くありませんが、
それでもかなりの状況だったようです。
人死にがでなくてよかったです。
アイルランド在住の皆様も、無事をお祈りしております。
せっかくのイースターなのにねぇ・・・。ぶぅ。

Camera : Pentax WS80
さて、そんな昨日はBray(ブレイ)に釣りに。
風が強かったので期待していませんでしたが、
いやいや、ご覧のようにひどい状態。
流木やらゴミやら高波やらで、
とても釣りができる状態ではありませんでした。
というわけで、本日リベンジ。
昨日のあの流木やゴミはどこに消えたのやら??

同じ場所なんすけど・・・ Camera : Pentax WS80
これならバッチリ。思わず笑みが出てしまいます。
さーって、釣るぞーーー!!
今日は写真一杯でお送りします。
アイルランドは昨日一昨日と、季節外れの寒波?にみまわれ、
地域によってはブリザードが吹き荒れました。
道路の途中で立ち往生してしまった人たちが緊急避難したそうで、
上のリンク先の新聞記事にある、朝に車へ戻った人たちの写真には、
雪に半分埋まってしまっている車が写っています。
南アイルランド、つまりはアイルランド共和国では、
25000軒で電気が止まりましたが、昨日朝までに7000軒までは回復。
北アイルランドも含めると75000軒の家で電気が止まったそうです。
北西部山岳救助隊のリーダーは、状態は完全に北極圏のそれだと伝えています。
なお、山間部、特にWicklowのSally GapとWicklow Gapでは車の走行が全く出来ず、
遭難寸前までいった車もあるようです。
Sally Gapへ状況をチェックに行ったレスキューチームは、
特殊な状況にも対応できる車を使ったにもかかわらず現地へ到着できなかったそうです。
もともと天災への備えは日本のように良くありませんが、
それでもかなりの状況だったようです。
人死にがでなくてよかったです。
アイルランド在住の皆様も、無事をお祈りしております。
せっかくのイースターなのにねぇ・・・。ぶぅ。

Camera : Pentax WS80
さて、そんな昨日はBray(ブレイ)に釣りに。
風が強かったので期待していませんでしたが、
いやいや、ご覧のようにひどい状態。
流木やらゴミやら高波やらで、
とても釣りができる状態ではありませんでした。
というわけで、本日リベンジ。
昨日のあの流木やゴミはどこに消えたのやら??

同じ場所なんすけど・・・ Camera : Pentax WS80
これならバッチリ。思わず笑みが出てしまいます。
さーって、釣るぞーーー!!
今日は写真一杯でお送りします。

Camera : Pentax WS80
流れる雲は結構大きく、分厚いものが多いみたいです。
雲の下は雨が降っているのでしょうか。
うっすらと、しかし奇妙にぶっとい虹が出ています。

Camera : Pentax WS80
港内も今日は落ち着いています。
昨日は川などからの雪解け水か、まっ茶色な濁流が流れ込んでました。
海が汚れていたのも、川からでたものだったのだと思います。

Camera : Pentax WS80
そういえばBray(ブレイ)のことはまだ紹介していませんでした。
んー・・・・・今日は遅いので地域データはまた今度かな(笑)
プロムナードを山と反対側に歩き、白い建物の反対側、
パブの脇を通るとボートクラブや船着場があります。
二本ある防波堤、Howth(ホース)と同じく左側(北防波堤)がお勧めです。
川にかかった橋を渡ってアクセスします。
外海へは手すりが並んでおり、釣竿を立てかけるのに便利です。
節目で無いと竿が滑って倒れますが、
そんなときはタオルを縛りつけて置き竿します。
さて、釣果ですが、いやー釣れました。
今日の釣果をずら~っとサムネールでご紹介します(笑)
一枚目、本日最初の一匹目が、本日一番の大物でした。

Camera : Pentax WS80
とにかく投げ込むとすぐにピクピクつついてきました。
昨日の荒れ模様のせいで餌をあまり食べられなかったのだと思います。
サイズはやっぱり春のせいか、小さな魚がほとんどでした。

Camera : Pentax WS80
もう、こんなんになると可愛いばかりで、
なんだか釣り上げたのが申し訳なくなっちゃいます(笑)
以前の記事でも書きましたが、
なるべく口に鈎をかける、気をつけて丁寧にはずすように気をつけているので、
今日はCodling一匹とお持ち帰りの二匹を除いて、
全て海に返すことが出来ました。よかったよかった。

Camera : Pentax WS80
なぜかは知りませんが、Brayでは干潮のほうが良くつれています。
今日は満月の次の日ということもあり、まだ大潮。
相変わらずびっくりするくらい水が引いてしまいますが、
今日はなんだか飛びっきり引いてたなぁ。
そして気温が低めだったせいでしょうか。息は真っ白。
雲がとても印象的な日でしたよ。

Camera : Pentax WS80
こんな、日暮れすぐの深い青を切り裂く飛行機雲とか。
見えるかな?
WS80ではこの画質がぎりぎりです(笑)

Camera : Pentax WS80
そして先ほどと同じ湾内へ向かっての風景も、
筆で書きなぐったような雲が出て、とても印象的でした。
今日は出会いにも恵まれました。
まず、お二人、ちょっと発音を良く覚えてないのですが、
Mideasternと言ってた気が。
中東の方で、亡命してきたといっていたのと、
ガス室の話を笑い話としてくださったので恐らくイラクの方々です。
アイルランドには6年住んでいるといっていました。
お一方は目がつぶされていました。
もうお一方は6年在住+3年フルで働いているのに、
奥さんを呼ぶことが出来ないといっていました。
なんとビザが出ないのだそうです。
私の時にはすんなり、ホントにすんなりと出ました。
実に不当ですね。国による扱われ方の違いは、厳然と存在します。
亡命元に妻が残っているってのが、どういうことだか解ってんでしょうか。
さすがにちょっと、カチンとしました。
来たときから6年経っても、良い印象も良い経験も良い話も全くなしです>移民局
いや、というか、なのに、とてもにこやかで楽しい方々でした。
きっと大変な人生を歩まれたのだとは思いますが、
そんなことは微塵も感じさせないくらいに、
丁寧で、礼儀正しく、それでいて笑顔を良く見せる方々でしたよ。
途中、人懐っこい犬が来たので頭をなでようとしたら、
うぉうぉう!と大きな声を出したのも面白かったです。
二人に聞くまで知らなかったのですが、
モスリム(イスラム教を信じる人々)は犬も触ってはいけないんですね。
なにやら水を使って沐浴しなくてはいけなくなるみたいです。
ブタが汚らわしいというのは知っていましたが、
犬は知りませんでした。
それでいて、妊娠している母犬がいたら、
餌をあげなくてはいけないのだそうです。
羊飼いの方は犬を狼よけに使ったりもするそうです。
なかなかに複雑で、彼らの文化を自分の理屈で理解することは、
非常に難しく、かつ決め付けそうで危険だと感じました。
良くも悪くも西洋的な考えに傾いていますもんね。日本人ですし。
その後、何も知らないアイルランドの犬が二人に絡もうとして、
あっちへバタバタこっちへバタバタ、
追い払うわけにも行かず、飼い主は怪訝な顔をするし、
なんだかコメディみたいになっていました(笑)
お二人は初めて釣りに挑戦するということでリールの使い方も良くわからなかったらしく、
あれこれ説明してあげると、とても丁寧に聞いてくれました。
ちょっと照れくさかったのが、
私の竿を二人してじっと観察しているのですよ。
なんというか、へばりついています。
自分の竿を見て無いとまずいんじゃないかと言ったところ、
「魚が釣りあがるのを見るのが楽しい!
こっち(自分の)は釣れないから、あなたのそばにいる!」
確かに今日は良く釣れましたが、
それにしたって、釣れるのが見たいからずっとそばにいるってなんだかもう(笑)
竿がビクビク動いたのを見て、
あわてて竿に近づいたときに小物入れを踏んづけてしまい、
ビーズやら鍼やらより戻しやらを散らばしてしまったときには、
片目のほうの方が一生懸命拾ってくださいました。
今思えば、彼にとっては苦労だったんじゃないかな・・・。
どうにも有難く、何か出来ることといっても防波堤の先っぽにいるわけで難しく、
あれこれ考えた後お礼に使っている仕掛けをもうひとつ作り、
おもりと一緒に差し上げました。
丁寧に作ったつもりだけど、所詮私が作ったものじゃなぁ。
二人はイカを釣り餌にしてましたが、
なかなか釣れませんでした。
まぁ自分の竿から離れちゃってるせいもあったと思います。
ところが帰る段になって引き上げたところが、良形のRocklingです!
もう二人しておおはしゃぎ(笑)
そのくせ、ひとしきりはしゃいだ後はきっちり仕掛けを返そうとし、
いやいや是非持ってってくれと伝えると、
今度はおもりだけでもと返そうとしてくれました。
こそばゆかったです。
物も気持ちも、とても大切にしている人たちでした。
そういう方と一緒にいると、それだけで楽しいものですね。
でも少し、というかかなり、INTP型ですんで(笑)、色々考えてしまいました。
また会えるといいな。

Camera : Pentax WS80
Brayの海岸線には、アイルランドの江ノ電、Dartが走っています。
最初のうちは電車なんか通っているとなんだかなぁ、と思ってましたが、
いやいや、暗い中遠くに電車の音が聞こえると落ち着きますね。
寂しさがまぎれるのかもしれません。
イラクの方々はこの写真を撮ったあたりでお帰りになりました。
それを一緒に見送り、結局11時まで一緒にいたもうお一方。
学校を出たのか、まだ生徒なのかちょっと解りませんでしたが、
Co. Carlow(カーロゥ県)に住んでらっしゃるアイリッシュの方です。
この方も素敵な方でした。
私にも、中東の二人にも、全く同じように話しかけます。
そして、彼は「英語がうまいですね」と言いませんでした。
長い時間一緒にいると、誰もが口にする一言なのですが。
分け隔てなく接するというのは当たり前のようでいて、
とても難しいことです。
彼はそのあたりが、実に、フラットというかニュートラルというか。
何も気にせず極東・中東・西欧が混ざり合うことができたのは、
彼のような自国民、アイリッシュがいたからだと思います。
「あ、日本語お上手ですね。」と言ったときには、
自然、あなたはよその国の方ですね、
私にはあなたの日本語の程度がわかりますよ、
などと、色々な、余計なことが伝わってしまうものです。
ちょっとした一言、この辺がわかっているのは、
やっぱり外国人同士というか、
自然と外人同志で集まるような形になるのは、
そういった繊細な問題がかかわってるのだと思うのです。
が、いや、うーん。不思議な方でした。
若いのになぁ。ホントに、壁を作らない人だったな。
もっとも後になってちょっと教育水準の低そうな方が来たときは、
突然難しい言葉など使って壁を作ってましたから、なんだか訳が解りません。
その方はいわゆる釣りキチのようで、ホントにいろいろ知っていて、
それがまた彼には気に入らないようでした(笑)
念のため。アイルランドでは教育の差というのは人となりを判断するために、ごく普通に使われます。
地元の専門学校出たって言ってましたし、
話し方もいわゆるエリートではなく、ほんと、自然な方だったので、
恐らくあの態度も自然飛び出たものなのでしょうね。
素で国籍の違いを飛び越えて会話する人がいるというのは、
アイルランドが次の時代に移りつつあるということかもしれません。
日本は・・・・まぁだまだだよなぁ。俺も含めて。
例えば、英語習うために友達作るなんて人がいるのは恥ずかしいことだと感じます。
まず友達になる、で、英語を習うのを手伝ってもらうってのが、
順番として正しいと思います。
俺ならやだな。「日本人だから」とか「日本語習いたい」とかで、
友達になってって言われるのは。
やっぱその人が好きだからこそ、友達になりたいと思います。
友達ってのは人格や性格、考え方を認めてくれる方であってほしいと思います。
国籍や見た目、または利己的な理由で近づかれても、いい気はしない。
・・・なんて積極的に敵を作ってどうする自分(爆)
ま、語学を習いたいからって近づくのも、きっかけといえばきっかけです。
でも、言葉が出来るようになってから、
相手の言ってることが解ったらこんなヤツだったのかと仰天したり、
なんであんなヤツと一緒にいるんだろうね~、なんて、
周囲から思われていたことに気づくこともあるってのは、
覚えて置いて損は無いと思いますよ。
あのお三方、私から頭下げて友達にして欲しいです(笑)
なにはともあれ、魚も良く釣れ、素敵な人たちと時間を過ごせました。
帰ってきたのは23時半過ぎ。
16時から19時くらいまで、って思ってたんですけどね。

Camera : Pentax WS80
お持ち帰りはこいつらですが、
今日は正直、彼らに会えたことのほうが嬉しかったです。
また、そしてしばらくは、Bray(ブレイ)がにホームグラウンドになりそうです。
Colliemoreは夏から・・・かなぁ。潮の流れ的にも対象魚的にも(笑)
この冬、行っては仕掛けとおもりをバリバリなくしてます・・・・底が地獄。
パパ先制打
Posted by パパ先制打 at 11:22│Comments(0)
│Bray