2010年01月29日
偽コタツ
皆さん今晩おはようございます。
浮気かGrauvellかと思っていましたが、
その前にちょっと海外ネタを。
家で書き物やWebをしたりゲームしたりテレビ見たりするとき、
主にぐだぐだと時間を過ごすときには、
居間にある自作のローテーブルを座卓代わりにしています。
ソファーはめったに使いません。
はっきり言って邪魔なんですが賃貸契約に含まれているので引き取ってもらうこともできず。
まぁ、お客さんが来たときには重宝しているのですけれども。
別の部屋に仕事机があるにはあるのですが、
こちらは本業の道具で埋まっているので使う気もおきません。
道具を使わない時には、やっぱり座卓で仕事をしてしまいます。
椅子っていまいち好きじゃないんですよね・・・。
アイルランドといわずイギリスにいたときもそうでしたが、
冬は底冷えがとても厳しく、床からしんしんと体が冷えます。
私は30半ばだというのに腰が痛くなることがあるので寒い日はちょいと辛い時があります。
座椅子というのはキャンプ用などを除いては存在すらしていないようなので、
クッションを2つ重ねてそこに座ったりしているのですが、
これがどうにも冷えるのです。足元は特にすごく冷える。
こちらの暖房が放射熱のみに頼るせいもあるのでしょう。<セントラル・ヒーティング
なんとしても、コタツが欲しい。

© AOKI Jun. All Rights Reserved.
コタツといえばコタツネコ。青木純さんのアニメは最高。将棋アワーも是非。
カナバン グラフィックスのキックおでんやカンガエルEXIT カンガエル猫編も一押し。
と思うのも無理かしらぬことだと自分で思うわけです。
しかしコタツは正に日本の文化。こちらで売っているはずもありません。
ホットカーペットで代用しようとしましたが、なんとホットカーペットも無いようです。
家の中で靴を履いているのが普通の文化ですので、
床暖房はまだしもホットカーペットの需要は無いようです。
おそらくは想像すらしたことが無いでしょう。
日本で買って持ってくるという手段もありますが、
アイルランドは240Vですので変圧器が必要。
しかも最近のはマイコン制御になっているためにきちんとした変圧器が必要です。
暖房器具は負荷(W)がかなり高いので、
それに対応する変圧器となると値段は贅沢品、
サイズは巨大で音もうるさいああ別室が必要だ、
電気代もかさむぜ、壊れても地元で修理・再購入できないでしょ、などなど。

こんなかんじの。
それならば、こちらにもある電気毛布を床に敷き、
その上に座卓+布団をかぶせてはどうかと思ったのですが、
電気毛布は温度でON/OFFが切り替わりません。
その都度スイッチを入れたり切ったりするのはどうにも面倒そうですし、
なにより座卓なんぞ載せたらその部分だけ抵抗が増えて、
知らないうちに火事を起こすんじゃないかと不安です。
などとあれこれ調べたり考えているうちに「キーーーーッ!」っとなってきたので、
以前購入した小型のヒーターを机下に渡した板に立てかけ

Camera: Nikon D40
そのうえにボスッと毛布を掛けて天板を乗せてそれっぽくイイ感じに。

小細工なし、勢いに任せて作り上げた一品です。
まぁ荒業ではありますが一応考察もしています。火事は怖いですからねー。
この小型のヒーターは、コンベクション・ヒーター(対流式暖房機?)と呼ばれています。
安物(19.98ユーロ)のせいか安全機構が組み込まれておらず、傾けても倒しても動作し続けます。
日本だとオイルヒーターというのが一般名称のようですが、
中身は水ですので、日本でよく言うオイルヒーターとはちょっと違うかもしれません。

画像は拾い物です。
この手の電気暖房機はラジエーターの下部に液体を温める電熱器があり、
温められた液体の熱がラジエーターに伝播することで動作します。
熱が空気に伝わると対流現象によって冷たくなった液体がまたラジエーター下部へと移動、
延々ぐるぐる暖め続ける、といういたって単純な仕組みです。
カーボンヒーター、電熱線を利用したヒーター、ファンヒーターの類は
あっという間に火事になるでしょうからもってのほかですが、
(実は以前、ドライヤーで試してかなり危ない思いをしている<大馬鹿)
こいつなら高温になりませんのでカーペットや毛布が触れても大丈夫。
足元においてひざ掛けを掛けているのも見たことがあります。
また、もともとオフィスの机の下などで使うように作られているのでとても小型。
そんな単純な仕組みのおかげか非常に安全なヒーターとして定評があります。
はじめは実験的に横置きにして使ってみたのですが、
8時間ほど利用しても温度・動作共に異常は見られませんでした。
が、本来縦置きで使うべきものを横置きで使っていますので、
空焚きやサーモスタット(温度センサー)が正常動作しないのではと急に心配に。
それなら傾ければ大丈夫じゃないかと余っていた板を渡して立掛けました。
内部のイメージとしてはこんな感じ?

実際はもっと傾きがきついですし、水の量も多いですから、
万が一変なところにセンサーがついていても水に十分浸かっていると思われます。
まぁこれでも危ないのかもしれませんが、
中が水、または水をベースとした液体である以上、
かなりの高圧で封入されていたとしても発火点には届かないでしょうし、
そもそも直に触ったりタオルをかけたりできる器具がそんな温度になったらまずいですし、
手でさわった感じでは70℃にも届かないような感じですから、
発火の危険は大変小さいのではないかな、と。
圧力鍋 水の構造と性質 繊維の性能(PDF) 物質の引火点・発火点
気をつけて使用すれば過度の危険は生じないだろうと考えていますが、
甘いかな?やっぱり危ないかな?
火事の原因で一番多いのは恐らく電気回路部分でしょうから、
やはり使わない時には電気を元から切っておくことが肝要。
まさか傾けたからといって動作が変わる電気回路は入ってないだろうな(笑)
要は気づかないうちに火事になることが一番まずいわけで。
私的には誕生ケーキのロウソクのほうがよほど危ない気がするのですがどうだろう。

Camera: Nikon D40
なにはともあれ、足場は若干狭いながら良い感じの偽コタツができました。
足を暖めるだけで驚くぐらい暖かい上、腰への負担も減ったようです。
サーモスタットもきっちり動いているようで何より何より。
あとは以前に増して仕事ができれば言うことなしなんですけどね~。
なお言うまでもありませんが、もしやってみようと思っている方へ。
このアイディアは製品本来の使用方法に沿っていませんので
非常に危険な可能性があります。というか、危険です。
もし同じようなことをしようと思う方は、
自己責任の上でくれぐれも注意をし、活用してください。
私もとりあえずしばらく使って様子見です。
絶対に電源の切り忘れをしないようにしなくてはね。
まぁ他にも切り忘れてはいけないものは幾らでもあるわけですから、
生活の一部にするのが一番なのだと思います。
普通にあるものが無いのが海外生活。
考えろ作れ自分。考えろ作れ自分。
パパ先制打
浮気かGrauvellかと思っていましたが、
その前にちょっと海外ネタを。
家で書き物やWebをしたりゲームしたりテレビ見たりするとき、
主にぐだぐだと時間を過ごすときには、
居間にある自作のローテーブルを座卓代わりにしています。
ソファーはめったに使いません。
はっきり言って邪魔なんですが賃貸契約に含まれているので引き取ってもらうこともできず。
まぁ、お客さんが来たときには重宝しているのですけれども。
別の部屋に仕事机があるにはあるのですが、
こちらは本業の道具で埋まっているので使う気もおきません。
道具を使わない時には、やっぱり座卓で仕事をしてしまいます。
椅子っていまいち好きじゃないんですよね・・・。
アイルランドといわずイギリスにいたときもそうでしたが、
冬は底冷えがとても厳しく、床からしんしんと体が冷えます。
私は30半ばだというのに腰が痛くなることがあるので寒い日はちょいと辛い時があります。
座椅子というのはキャンプ用などを除いては存在すらしていないようなので、
クッションを2つ重ねてそこに座ったりしているのですが、
これがどうにも冷えるのです。足元は特にすごく冷える。
こちらの暖房が放射熱のみに頼るせいもあるのでしょう。<セントラル・ヒーティング
なんとしても、コタツが欲しい。

© AOKI Jun. All Rights Reserved.
コタツといえばコタツネコ。青木純さんのアニメは最高。将棋アワーも是非。
カナバン グラフィックスのキックおでんやカンガエルEXIT カンガエル猫編も一押し。
と思うのも無理かしらぬことだと自分で思うわけです。
しかしコタツは正に日本の文化。こちらで売っているはずもありません。
ホットカーペットで代用しようとしましたが、なんとホットカーペットも無いようです。
家の中で靴を履いているのが普通の文化ですので、
床暖房はまだしもホットカーペットの需要は無いようです。
おそらくは想像すらしたことが無いでしょう。
日本で買って持ってくるという手段もありますが、
アイルランドは240Vですので変圧器が必要。
しかも最近のはマイコン制御になっているためにきちんとした変圧器が必要です。
暖房器具は負荷(W)がかなり高いので、
それに対応する変圧器となると値段は贅沢品、
サイズは巨大で音もうるさいああ別室が必要だ、
電気代もかさむぜ、壊れても地元で修理・再購入できないでしょ、などなど。

こんなかんじの。
それならば、こちらにもある電気毛布を床に敷き、
その上に座卓+布団をかぶせてはどうかと思ったのですが、
電気毛布は温度でON/OFFが切り替わりません。
その都度スイッチを入れたり切ったりするのはどうにも面倒そうですし、
なにより座卓なんぞ載せたらその部分だけ抵抗が増えて、
知らないうちに火事を起こすんじゃないかと不安です。
などとあれこれ調べたり考えているうちに「キーーーーッ!」っとなってきたので、
以前購入した小型のヒーターを机下に渡した板に立てかけ

Camera: Nikon D40
そのうえにボスッと毛布を掛けて天板を乗せてそれっぽくイイ感じに。

小細工なし、勢いに任せて作り上げた一品です。
まぁ荒業ではありますが一応考察もしています。火事は怖いですからねー。
この小型のヒーターは、コンベクション・ヒーター(対流式暖房機?)と呼ばれています。
安物(19.98ユーロ)のせいか安全機構が組み込まれておらず、傾けても倒しても動作し続けます。
日本だとオイルヒーターというのが一般名称のようですが、
中身は水ですので、日本でよく言うオイルヒーターとはちょっと違うかもしれません。

画像は拾い物です。
この手の電気暖房機はラジエーターの下部に液体を温める電熱器があり、
温められた液体の熱がラジエーターに伝播することで動作します。
熱が空気に伝わると対流現象によって冷たくなった液体がまたラジエーター下部へと移動、
延々ぐるぐる暖め続ける、といういたって単純な仕組みです。
カーボンヒーター、電熱線を利用したヒーター、ファンヒーターの類は
あっという間に火事になるでしょうからもってのほかですが、
(実は以前、ドライヤーで試してかなり危ない思いをしている<大馬鹿)
こいつなら高温になりませんのでカーペットや毛布が触れても大丈夫。
足元においてひざ掛けを掛けているのも見たことがあります。
また、もともとオフィスの机の下などで使うように作られているのでとても小型。
そんな単純な仕組みのおかげか非常に安全なヒーターとして定評があります。
はじめは実験的に横置きにして使ってみたのですが、
8時間ほど利用しても温度・動作共に異常は見られませんでした。
が、本来縦置きで使うべきものを横置きで使っていますので、
空焚きやサーモスタット(温度センサー)が正常動作しないのではと急に心配に。
それなら傾ければ大丈夫じゃないかと余っていた板を渡して立掛けました。
内部のイメージとしてはこんな感じ?

実際はもっと傾きがきついですし、水の量も多いですから、
万が一変なところにセンサーがついていても水に十分浸かっていると思われます。
まぁこれでも危ないのかもしれませんが、
中が水、または水をベースとした液体である以上、
かなりの高圧で封入されていたとしても発火点には届かないでしょうし、
そもそも直に触ったりタオルをかけたりできる器具がそんな温度になったらまずいですし、
手でさわった感じでは70℃にも届かないような感じですから、
発火の危険は大変小さいのではないかな、と。
圧力鍋 水の構造と性質 繊維の性能(PDF) 物質の引火点・発火点
気をつけて使用すれば過度の危険は生じないだろうと考えていますが、
甘いかな?やっぱり危ないかな?
火事の原因で一番多いのは恐らく電気回路部分でしょうから、
やはり使わない時には電気を元から切っておくことが肝要。
まさか傾けたからといって動作が変わる電気回路は入ってないだろうな(笑)
要は気づかないうちに火事になることが一番まずいわけで。
私的には誕生ケーキのロウソクのほうがよほど危ない気がするのですがどうだろう。

Camera: Nikon D40
なにはともあれ、足場は若干狭いながら良い感じの偽コタツができました。
足を暖めるだけで驚くぐらい暖かい上、腰への負担も減ったようです。
サーモスタットもきっちり動いているようで何より何より。
あとは以前に増して仕事ができれば言うことなしなんですけどね~。
なお言うまでもありませんが、もしやってみようと思っている方へ。
このアイディアは製品本来の使用方法に沿っていませんので
非常に危険な可能性があります。というか、危険です。
もし同じようなことをしようと思う方は、
自己責任の上でくれぐれも注意をし、活用してください。
私もとりあえずしばらく使って様子見です。
絶対に電源の切り忘れをしないようにしなくてはね。
まぁ他にも切り忘れてはいけないものは幾らでもあるわけですから、
生活の一部にするのが一番なのだと思います。
普通にあるものが無いのが海外生活。
考えろ作れ自分。考えろ作れ自分。
パパ先制打
Posted by パパ先制打 at 06:29│Comments(0)
│本編とは無関係