2010年05月26日
Kilmore Quayへの道(その1)
皆さん、こんにち今晩は。
ダブリンはようやく暖かくなり、
窓を開けて過ごすこともできるようになりました。
家族に聞いたのですが、日本は熱い日と寒い日が、
入れ替わり立ち替わりきているようですね。
どうか皆様お風邪などお引きになりませぬよう。
さて、Kilmore Quay(キルモア・キー)への旅が続きます。
今日は写真いっぱい、長文です。
なお第一話はこちらになります。>「目指すは南」
よろしければ併せてどうぞ。

Camera : Pentax WS80
Bray(ブレイ)を抜けると高速はひとまず終了。
一般道になりますが、制限速度は100km/h。
しばらくは2車線の道が続きます。
下道ということもあり、車によってはのろのろ運転を始めるため、
ちょこっと注意が必要です。
ダブリンはようやく暖かくなり、
窓を開けて過ごすこともできるようになりました。
家族に聞いたのですが、日本は熱い日と寒い日が、
入れ替わり立ち替わりきているようですね。
どうか皆様お風邪などお引きになりませぬよう。
さて、Kilmore Quay(キルモア・キー)への旅が続きます。
今日は写真いっぱい、長文です。
なお第一話はこちらになります。>「目指すは南」
よろしければ併せてどうぞ。

Camera : Pentax WS80
Bray(ブレイ)を抜けると高速はひとまず終了。
一般道になりますが、制限速度は100km/h。
しばらくは2車線の道が続きます。
下道ということもあり、車によってはのろのろ運転を始めるため、
ちょこっと注意が必要です。

Camera : Pentax WS80
BrayのあるCo. Wicklow(ウィックロー州)は、
西は山脈というか丘陵地帯、東はアイルランド海に挟まれる、
ダブリン南部の州です。
風光明媚で、多くの観光客が訪れる地域です。
Brayやその一つ先のGraystones(グレイストーンズ)などは、
以前紹介したダブリンの江の電、DART(ダート)が通っていますので、
こちらから町まで通勤される方も多くいます。

Camera : Pentax WS80
そんな丘陵地帯にはGlendalough(グレンダ・ロッホ)があります。
ここから先は、いよいよダブリン圏から本当にはなれた気分になります。
GlendaloughはWicklow Mountains National Park
(ウィックロー山国立公園)の中にあり、
ビジターセンターやホテル、レストランに土産物屋と施設もばっちり。
ダブリンからの日帰り観光にはもってこいの場所です。
世界遺産候補にも挙がっているみたいですね。
深い森の中、小川や湖などをつなぐ小道にそって、
中世の修道院跡が多数残っています。(Monastic City)

Monument, Glendalough, Co. Wicklow. Camera : Nikon D40
(3月28日に行った時の一枚です。)
のんびりするには最高で、
おまけに近くにはマスなど釣れる貯水池もありますが、
今回は寄りません(笑)

Camera : Pentax WS80
Glendaloughへ抜ける道を通り過ぎると、
左手に海が見えてきます。
この写真ではうまく伝わらないなぁ。
なかなかの景色なんですよ。

Camera : Pentax WS80
二車線の道路が続きます。
気持ちのよくドライブが楽しめます。

Camera : Pentax WS80
Graystonesを通り過ぎ、
看板にはWexford(ウェックスフォード)の近くにある港町、
Rosslare(ロズレア)が出てきました。
Rosslareはフェリーがあちらこちらへ出ているので、
こんなに前から標識が出るのでしょう。

だいぶ来たような気になってたのですが、
地図で見ると、全然ですね(笑)
まだ1/3も来てないんではなかろうか・・・。

Camera : Pentax WS80
ただただひたすらに南下します。
おお。とうとうWicklowまで来たかぁ。
Wicklowは言わずもがな、Wicklow州の中心になる町です。
言葉の意味は、なんと「歯のない人の教会」という意味だそうで。
ちょいとびっくりしましたよ。
Wicklowというと、アイルランドなら誰でも知っている
大きな街というイメージでしたが、
郊外人口を含めても13000人弱しかいないのね。
私の実家がある千葉県船橋市西船は14000人強だそうなので、
大体一緒か・・・これまたびっくり。

Camera : Pentax WS80
このあたりまでくると、さすがにダブリン臭さというか、
都市臭さのようなものが抜けてきて、
ポツンポツンと休憩所のようにパブがあったりします。

Camera : Pentax WS80
Wicklowを過ぎると、森というか街路というか、
比較的深い緑の中をグニャグニャと走る道に続きます。
80km/h制限ですが、厳しいカーブもあったりするので、
実際、80km/h出すのは怖いです。

Camera : Pentax WS80
昔の人はこう言う緑の中、
街道に沿って旅したのでしょうかね。

Camera : Pentax WS80
緑を抜けると、景色が一変、とまではいかないまでも変わってきます。
遠出をしたと、はっきり感じられるようになりました。

Camera : Pentax WS80
さて、高速があるようです。
部分部分、完成しているということなのでしょう。
最終的にはWexfordまで通すつもりだとは思いますが、
もうEUからの援助は期待できないだろうしなぁ・・・。

Camera : Pentax WS80
なお、Google地図では道路番号がN11のようですが、標識はM11になってます。
公式にはN11扱いなのかもしれません。
そして、Arklow(アークロー)も近づいてきました。
Arklowは以前友人と行き、昼食など食べ、散歩したことがあります。
ダブリンから1時間で行けるところまで行ってみようなんて、
そんなプランだった気がします。
海岸沿いは窓ガラスの割れた工場などあって、
すこしさびれた感じもしますが、
きれいな川などがあり、とても良いところですよ。
なお、Arcklowの港は釣り人が結構来ているようですね。

Camera : Pentax WS80
さあ!とうとうCo. Wexford(ウェックスフォード州)に入りました!

Camera : Pentax WS80
ちょっとびっくりしたのは、Wexfordに入ったとたん、
道がものすごく良くなったことです。
恐らく道が新しいのだとは思いますが、
いやいや、気持ちいいですねぇ!

Camera : Pentax WS80
両側が黄色の花で埋められてました。
この花、Furze(ファーズ)、ハリエニシダといい、
アイルランドではどこでも見かけることができる灌木の一種です。
私はイギリスで花粉症になってしまいました。
イギリスはNorwich(ノーリッジ)で罹患したのですが、
大量に栽培される菜の花が原因だと思います。
イギリスを離れれば楽になるかと思ってたのですが、
アイルランドに引っ越してからもアレルギーは続いています。
・・・こいつが容疑者じゃないかと思ってるんですが(笑)
実際はどうかなぁ。

Camera : Pentax WS80
およよ。変わった販売所だな(笑)
なんだかイチゴを売る即売所がちらほら。
この辺の名産なのかな。

Camera : Pentax WS80
再び高速は終わり、二車線の対面通行道路に戻りました。
相変わらず速度制限は100km/hですが、前が詰まれば60km/h、
運悪くトラクターなど走ってしまえばのろのろ運転です。
そんなわけなので、黄色の点線で示される路肩はかなり広め。
ゆっくりの車は路肩へより、右側からばんばん抜かしてゆくのが作法です。

Camera : Pentax WS80
ダブリンでM50に乗ってから、初めての町が見えてきました。
ここまでは全てバイパスでしたので町は通らなかったのです。
アイルランドの街道沿いの町というと、
このように寂れた感じがすることが多いですね。
なんという町なのかは見逃してしまいました。
Google地図によればおそらくCoolroe(クールロー)、
またはSt.Aidans(セント・エイダン)だと思われます。
少し進んだら、もう少し大きな街がありました。
Ferns(ファーンズ)、で良いのかな。
この辺までくると田舎ばかりのためか、
ほんの数百メートルで町の名前が変わってしまうようです。

Camera : Pentax WS80
街道沿いの教会です。立派でした。
カソリックの国であるアイルランドでは、
必ず見かける風景です。
町は寂れていても教会は手入れがしっかりと行き届いているのが普通です。
どの建物よりもきちんと管理されている当たり、
教会への寄付が半ば強制であったころの名残なのかもしれません。
Google地図によれば、Fernsには大聖堂も建っているそうなので、
もともと教会の影響が強い地域なのもあるかもしれませんね。

Camera : Pentax WS80
Castleland(キャッスルランド)のRoundabout(ラウンドアバウト)です。
発音はむしろランダバウトです。
RoundaboutはダブリンでM50に乗ってから、初めてですね。
日本ではまず見かけないRoundabout。
ロータリー交差点の一種に位置づけられているようです。
北海道にあるというのは聞いてましたが、
他にもあちこちあるんですね。知らなかった。

Camera : Pentax WS80
すぐ隣には、なんだかすごい形の教会が建っていましたよ。

Camera : Pentax WS80
再び田舎道になりました。
のんびりだなぁ。

Camera : Pentax WS80
と、こんどは大きなRoundaboutが出てきました。
地名は・・・Ballynahallin・・・あああ。
アイルランド臭がきつくなって、読めなくなってきたぞとうとう(笑)
東はCarlow(カーロゥ)へ続いているようですね。
二桁国道はダブリン以来初めてじゃないでしょうか。
Carlowは4つの湖、という意味。
初期のカーレースであるGordon Bennett Cupなどが行われたことでも有名です。
人が住み始めたのは数千年前にまでさかのぼれるそうで、
Brownshill Dolmenなどの巨石遺構もあるようです。
ダブリンでもCarlowナンバーの車を結構見かけますので名前は知っていましたが、
Carlow州にはまだ行ったことがないなぁ。
海なし州なので、わざわざ行く気が起きないというのが正直なところです(笑)

と、本日はここまで。
・・・写真を撮りながらということもあって、
さすがに運転に疲れております。
まだ行き、それも途中なのに(笑)
皆様もひときわ長い文におつきあいいただき、
ありがとうございます。
さぁ。もうすこしで、Wexfordですね。
Kilmore Quayはそこからさらに下道で入っていくことになります。
「Kilmore Quayへの道(その2)」へ続く。
パパ先制打
Posted by パパ先制打 at 02:17│Comments(0)
│Kilmore Quay