アイルランドで癒し釣り

みなさんこんばんおはようございます。
パパ先制打でございます。┏◑ ﾍﾟｺﾘﾝ




ダブリンは気温こそ低いものの
ここ数日天気が良く、
隙間時間に景色を楽しみに
バイクに乗っております(*´∇｀*)



冬から春へと変わると
日差しが徐々に、光の色が変わり、
景色が一変します。
良い季節はもうすぐです。




さて今日はサマータイム初日。
１日が１時間短くされて、
日本との時差は８時間となりました。

まだまだ寒いもののサマーシーズン突入ということで
思いつきで海外へツーリングに行ってまいりました。

海外・・・(。´･ω･)ん?

はい。海外から海外です笑
アイルランドには地続きの外国が一つだけあるのです。
爆弾、テロ、IRA、カトリック vs プロテスタント、
あまりイメージの良くない北アイルランドであります( ´･ω･｀)ｵｵ

といっても今はベルファスト合意を受けて概ね平和ですｂ
まあ・・・バブル感覚が抜けない人がいるように、
時代にとどまる人は必ずいますから「概ね」です。


（トップページから見ている方は、下の
　「続きを読む」をクリックしてくださいね。）

訪問先はGoogleマップにて公開しています。┏◑ ﾍﾟｺﾘﾝ

北アイルランドはいわゆるUK、
イギリス、スコットランド、ウェールズと共に
連合王国、一般に言う英国となっています。

私が住んでいる南アイルランドは
アイルランド共和国といい、
通貨法律宗教などなど色々異なる別の国です。
もちろんパスポートも免許も、国旗だって別ですよｂ

とはいえ同じ島に住む
同じルーツの人々ですから
雰囲気は似ています笑

また、両国の合意に基づいて
国境に入出国ゲートはありません。
英国に入れればアイルランドも入れます。
逆もまた然りです。

近く始まるイギリスのEU脱退のあとも
合意を継続すべく政治家ががんばってます。

そりゃねえ・・・

南に家があり、父と妹は北で働き
兄と母は南で働き、
買い物は気分でどちらかへ。

そんな感じだからゲートなんて困りますよね笑

あ、ちなみにEU内であれば
免許はどの国のものでも使えます・・・って
どうなるんだろう、脱退後。(´･ω･｀)ｺﾚﾊﾓｳﾃﾝ



さて、ダブリンを出発し
文字通り北へ走ります。

北アイルランドの首都である
ベルファスト方面へは高速道１号（M1）で
行くのが一般的です。

しかし制限速度が 120 km/h なので
多くの車は 110〜130 km/h、
飛ばすひとが乗ってると 150 もしょっちゅう。

一部国道もありますが、
制限速度は基本的にずっと 100 km/h 以上です。
おまけにアップダウンも相当あるのです。


出典：Honda - ゲットライセンス

これはさすがに日本で言うところの小型二輪、
道路運送車両法だと原付２種にあたる 125cc の愛車、
スズキ GN125 には荷が重すぎます。(´･ω･｀)ﾊﾔｽｷﾞ


ということで国道を使うことにしました。
と言っても制限速度 80〜100 km/h ですから
ほんのちょっとマシなだけなのですが笑

スマホホルダーを忘れてしまったので
ちょっと走っては止まり
Googleマップで道を確認しの繰り返し。

ずいぶん無駄道も走りましたが
かわりに普段なら絶対いかないところへも
行くことができて楽しかったです。ヽ(´▽`)/



国道２号（N2）を北へ走るのは
初めての経験でしたが、
綺麗なところがたくさんあるんですね！

途中Slane（スレーン）に寄りました。



大きな石造りの橋は片側交互通行。
左側には自然なのか治水で作ったか
長い長い段差を滝のように水が流れ、




ピート（泥炭）の色が地下で染み着きコーラ色。





右側は産業革命ごろにつくられ今はホテルの
大きな水車施設があり、



橋のたもとには川を望む位置に
城が建てられていました。







１時間ほど散歩をしたら
冷たい空気で冷えた身体も温まり
とても気持ちが良かったです(*´∇｀*)





さらに先、国境近くの町である
Dundalk（ダンドーク）の近くにある
Blackrock（ブラックロック）では
海岸を歩くことができました。







なんと白いのは全て貝殻！
てっきり砂だと思っていました。



そして遠浅の海岸はラグワームの
吐き出したウンｋもどきでいっぱい笑


小さいブツブツが見えるかなあ。全て5cm四方くらいのモリモリです。

干潮時には釣りの餌が手に入りますね・・・
(*￣▽￣)ﾆﾔﾘ





そうして対岸は北アイルランドだと
思っていたのですが、
なんともうちょっと先でした。

Newry（ニューリー）という街まで
北進してからでないと、
東の海岸沿いに行けないんですね・・・



ということで北と南をわけている
山へ突入！
しかし間違って高速へ！
１区間だけ走って下道へ逃げました。
（アイルランド／英国では 125cc の高速走行が合法です。）

そして山岳地は寒いわ穴は空いているわ
いきなり途切れるわと
どえらい道ばかりでした笑

国境を知らせる看板すらありませんが
ユーロとポンドを交換できる
両替商の看板がたっくさん出てくるのと
ガソリン代がいきなり小さな数字に
なるのでイギリスに入ったとわかります。
（ポンドはユーロより通貨価値が高いため）


Dromad、Cloughoge とうろうろしつつ
ようやく Newry についたら
今度は Warrenpoint（ワーレンポイント）
に向かって Newry 川の対岸をひたすら南進です。
（読めない地名はもういいの滝汗）

この時点で距離が 100 km を超えてます。
日が暮れる前には戻りたいですが、
走りやすい道とはいい難い。
思っているより時間がかかるはず・・・

そこで適当な場所を探しつつ
海岸沿いを走る 国道２号（A2）を流しました。
（アイルランドの国道は N道、イギリスは A道 になります。）





どこも綺麗でしたが
Rostrevor Foreshore Amenity Areaという
海岸沿いの公園のようなところを
最終到達地に決定！駐車！



すると "2 Minute Beach Clean" 、
浜に来たら２分ゴミを拾おうという
ちょっと面白い看板がありました。



いいじゃないのいいじゃないの。
さっそくトングをお借りして海岸へ。



ところが探せど探せどゴミがない！
ペットボトルの一本くらい
流れ着いているものなのにね。



ようやく見つけたのは
石垣の下に無理やり押し込んであった
スポーツドリンクの空き瓶。
引っ張り出して捨てました笑

あとは 3 cm 四方くらいの青いビニール・・・
本当にそれだけ。ゴミが全くない。





ゴミ探しをしつつ歩き回っていたら潮が満ち始めました。
砂の上をじわじわと、しかし
かなりの速度で水が進んできましたので撤退です。

寒かったなあ。



帰りにこだわりはなかったし
時間的にも厳しかったのでGoogleマップで
さくっと最速路を検索、出発したのですが・・・

やっぱりやってくれました orz
酷い道だった。舗装自体かなーり怪しかった笑

やっぱり自動化で作ったものは
まだまだダメだなあ。




しかし偶然よいものに出会えました。
上のような絶景もそうですが、廃墟となった古城です。


（逆光でファンタジー感満点。下は反対側からパシャ。）

1600 年代に北と南をつないだ
Moyry Pathという主要道に作られたお城だそうです。



あまり大きくはありません。
というか、拠点としてのお城ってほとんどの場合小さいです。

名前はMoyry Castleとなっていました。
モイリーでいいのかなあ・・・・
クリックで情報ページにジャンプしますよ。（英語です）





そのまま中に入れます。拝観料などはなし。



以前はご覧のような吹き抜けの暖炉（跡）をはじめ
人が住めるよう
４階建になっていたようなのですが、



今はこの通り下から上まで
石しか残っていません。


裏手には土が盛り上がったところがあり
いばらのようなトゲのある灌木が。

土の下には石が見えているのですが
なんだか人の手が加わってる感じでした。
もともとは別の建物が
あったのかもしれませんね。





そんなこんなで道に迷いつつ
何度スマホをみたかわかりませんが苦笑
ダブリンまで戻ってこれました。

日が陰ってからは本当に
寒かったですねえ・・・・。

とくに雹（ヒョウ）には参りました。
痛かった。80 km/h で顔にぶつかると
本気で痛くて悲鳴出ました！笑
（私は顔の下部分が露出しているジェットヘルメットをかぶってます。）

手元のスマホの天気予報では
ダブリンが４度となっていましたから、
まあ寒いのも無理ないです。
標高あるところは１度くらいだった気が。

例によって普段着にメッシュプロテクターでしたし←



ガソリンのメインタンクは
ちょうどダブリンに戻ったあたりで空に。

予備タンク（リザーバタンクって言います）に
切り替えとなりましたが、
予備分はほとんど使わずに自宅近くの
ガソリンスタンドへ戻ることができました。

燃費は 36.3 km／リットル。
往復 300 km 強。


（写真はRostrevorの海岸で撮ったものです。トリップで152 kmです。）

300 km 以上無給油で走れるって
GN125 は本当にすごいですねぇ・・・燃費も良いし。
ほとんど70〜90 km/h くらいで飛ばしてたのになあ。

浜から山まで登って下って
急加速に急ブレーキ、飛ばすわ吹かすわ
燃費最悪な走りだったと思いますが、
それでも街で短い距離を
ちょこちょこ乗るより 3km/L ほど良かったです。



・・・あ。なぜ予備があるかというと、
バイクって燃料計がない車体が多いんです。

感じ取れ、みたいなあれなんでしょうが
無理だし忘れるんで予備があります笑

不便も含めて楽しいバイク。
というか、不便じゃなかったら乗らないなあ。

ではでは。


パパ先制打