刺身にならなかった魚達

パパ先制打

2009年09月27日 09:18

皆様こんばんは。

刺身にならなかった23日に釣れたお魚達。
もちろん美味しくいただいております。


Camera : Nikon D40

25日に小ぶりなWrasseを3匹いただきました。
(24日は24日に釣れた魚を食べました。後で投稿します。)

根魚のせいもあって臭みもあるので、
普段はバター、ガーリックやハーブなど使うのですが、今回はびしっと海塩のみで。
ただし油はオリーブオイル。(Extra Virgin=匂いが強いほう)

ビックリするぐらい美味しかったです。
うーん。やっぱ新鮮な魚はあれこれやるより塩焼きが一番か。

本日26日は、大きい方のWrasseを食べました。



塩焼きにしたWrasseに、クリームソースをかけました。

これが意外に美味しかった。
Wrasse、クリームソースとの相性が良いようです。
やっぱこいつもヨーロッパ人(?)なのだろうか。


以外にもうまく行ってしまっている釣り。
市原で釣ってた頃は家族みんながいたので消費できていましたが、
一人だとなかなか食べきるのも難しい。
釣りへ行く頻度が食べる頻度をうわまってしまっています。

釣れた後に逃すことも考えるのですが、
釣れると嬉しくなってしまって、持ち帰ろうとする初心者癖が出ます(笑)
もう一つは、釣れた後すぐ弱ってしまったり死んでしまう小物たち。
エサにするという手もあるのですが、やっぱり死なせてしまったら食べてあげたい。


私は釣っても食べないスポーツフィッシングは、
楽しいのは理解できるのですが、あまり良い感情を持つことができません。
楽しみのためだけに魚を傷つけ、「ありがとう」と水に帰すくらいなら、
きっちり食べて食物連鎖に入れた方が良いと思っています。
いわゆる「爆釣」にもあまり興味がありません。
でっかいのが釣れるのは楽しいですが、数が多すぎるのは困るだけです。

ヨーロッパの農場で屠殺を行うさいには、苦痛なく殺す方法をとったり、
仲間が殺される姿を見ずに済むよう必ず別室で行うなどの、
動物の苦痛を最低限に抑えるという法律があります。
道端の犬などを遊びで蹴っ飛ばすと、通報され、警察がきます。<マジです
そのくせ、こちらの釣りはほとんどの場合がスポーツ目的。
釣れても食せず、死にかけの魚を放り込む人がほとんどです。

人間は動物よりも上位の存在だから構わないのだ。
なぜなら聖書にそう書いてある。という理屈を良く聞きます。
聖書は人が書いたものだろう?なんて言うと、いろいろ面倒なことになります(笑)
日本では、海外では云々かんぬん、なんてのをマナー啓蒙として聞いたことがあります。

なんか、しっくりこないんですよね。
悪いことをしてると、どっかで、どの国でも、思ってるんじゃないかな。
ナンセンス。殺して食うのは「営み」であるというのに。


屠殺など、どうせ飼育し、増やし、人の都合で殺して食べる行為なのに、
センチメンタルが過ぎるような気がします。
それも一方的に、人の方が偉いからかけているセンチメントです。
釣りにしたって、やりようによっては同様です。
ビリッとした引きを楽しみ、魚はばちゃばちゃ暴れ、
釣り上げる満足感を得られたら「ありがとう」ってのはなんだかなぁ。

まぁ、同じ結果を生むにしても、
どうやるか、方法を考慮することが非常に大切なことだというのは理解できます。
同じ殺すにしたって殺し方がある、というのは非常に意味のある言葉です。
また、上位存在が下位存在の命を粗末にする遊びは人間だけのことでもありません。


別段、動物がかわいそうとかそういう安い気持ちはありません。
むやみに殺したり傷つけるのだって、抵抗はあっても、
まぁそういう気分の時もあるだろうぐらいにしか私は考えていません。
アリんこの巣穴に灯油入れて火をつけたことも、
蛇を殺そうとみんなで騒いだことも、
やたらかかるフグを堤防からぶん投げたことも、人並みにありますので。

人が人にやるのは社会通念上問題があるのでダメ。
それは確かにそうなのですが、それがイケないこととされているのは、
社会が潤滑に活動できなくなるからだと理解しています。

行為自体には罪がなく、行為によって起きうる結果が、
人々に受け入れ難いものであった場合に罪、ひいては罰=抑止力が適用される。
昨今動物が守られているのも、
根っこでは人の生活に支障が出るからなのだろうと思っています。


ゴタクはそんなところです。

純粋に私個人の感覚として、命を粗末にすることに抵抗がある。
私はやっぱり日本人。種の違いに上下関係があろうとなかろうと、
無為に生きているものを殺したり傷つけたりするのには抵抗がある。
まぁ、そのせいで、時にはあまり美味しくない魚も食べるハメになりますけど。

ともかく、この調子では持ち帰っても食べずに腐らせてしまう可能性が出てきました。
腐らせてしまうくらいなら、多少傷がついたとしても、
水に帰してやる方が良い・・・のでしょう。

これからは冷蔵庫の様子を見つつ、釣りをしようと思います。
弱らせないように注意したり、うまく針を外す方法を探したりと、
魚を帰す工夫も模索してみようと思います。

昔に比べればずいぶんマシになりましたが、
まずは、合わせをミスらないことから始めようと思います。
針を飲み込んでしまった場合には、大きな魚でも弱っているようです。
きれいに針が口にかかっている魚は、外すのも楽だしダメージも少なそうです。


パパ先制打


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